研究概要
Last modified 23 JANUARY 2021
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有機及び無機先端材料の物性や機能発現機構を解明するとともに,より高度な機能制御を実現するための「マイクロ/ナノ分析システム」の創成を目指した研究を推進しています。特にマイクロチップ上に刻んだ微小なチャネル内での分離手法を基礎とする総合化学分析システム (µ–TAS) の構築やキャピラリー微小分離法による高性能分析法の開発を中心として,最先端分離分析技術の開発研究に取り組んでいます。 また,分子認識材料を利用したドラッグデリバリーシステム (DDS),バイオ医薬品の高度精製法,生体分子の高感度検出,環境分析の高度化など,医薬品・環境分野への応用にも力を入れており,総合的な分離分析技術開発を目指しています。 1. 微小液相分離法の高性能化・高機能化 高性能液相分離分析法であるキャピラリー電気泳動 (CE) 及びキャピラリー高速液体クロマトグラフィー (cHPLC) のさらなる高性能化・高機能化を目指し,光学異性体の分離やメタボローム解析・グライコーム解析をはじめとする基礎・応用研究,新規分離システムの構築など,理論及び実践研究を進めています。また,マイクロチップ電気泳動 (MCE) を中心とするマイクロチップを用いる高性能分離・高感度検出集積化システム (µ–TAS) の実現・高性能化を目指した研究も行っています。 大塚教授らが開発したミセル動電クロマトグラフィー (MEKC) は,CEによる中性化合物の分析を世界で初めて可能にした手法で,今日広く利用されています。 2. 新規機能性材料の開発とマイクロ分析への応用 主として液相における新規分離分析システムの構築を目指した種々の研究を進めています。 ナノ炭素材料を固定化したシリカ連続体(シリカモノリス)を創製し,微弱な分子間相互作用など分子認識機構の理論的解明を進めています。 新たに開発したスポンジモノリス分離剤を用いて,医薬品の高選択的分離や,細胞外微粒子など生体関連物質の選択的高効率分離を目指しています。 分子インプリント技術に基づいて人工的に構築した分子認識材料を用いたDDSナノ粒子の開発,受容体活性物質の探索研究を推進しています。 この他,疾患マーカー迅速スクリーニングデバイスの開発や有機・無機結晶構造を利用した新規分離機構の解明研究など,他研究グループとの共同研究も積極的に推進しています。 |