081028 (TUE)

Experiment

 

11月も目前に迫り,だんだんと寒くなってきたこの頃,

日本の皆様はいかがお過ごしでしょうか?

Stanford近辺でも木々が徐々に色づき始め,

通りによっては,日本と変わらぬ銀杏の匂いもしております.

それでも上着を羽織って登校するとまだ暑いくらいなのですが.

 

さて今日からやっと本格的な実験が始まりました.

ここまでの二ヶ月間,いったい何をしていたんだ,と思われる方が大多数だとは思いますが.

(もちろん私自身も当然そう思っていますし)

最初の一ヶ月はStanfordで実験を始めるための準備と,学生さんの実験に関するアイデア出し,

次の一ヶ月でやっと自分の実験に関する調査・検討と,装置の使用法等の確認,

そしてmicroTASが明けた先週から,やっと実際の実験に入ることができたのです.

うーん,ここまでが長かった.

 

しかし,久々に体を動かして思うことは,

やはり,自分は実験が,そして研究が好きなんだな,ということです.

未知の事象に挑む興奮,自分の考えと同じ結果が出たときの達成感,

逆に違う結果が出たときの失望と疑問,そして,その解決に挑む日々の充実感.

解決した!! と思うたびに,次から次に姿を変えて現れる新たな課題たち.

幼い頃に伝記シリーズを読んでから憧れ続けた世界で,今,私は息をしております!

まだ足を踏み入れたばかりであり,今後も続けられる保障は全く無いとはいえ,

京大そしてStanford大と,最先端の研究機関で学ぶことができる幸福.

熱心で素晴らしい先生方,苦楽をともにしてくれる仲間たち.

ああ,なんと私は恵まれているのでしょうか!!

 

書いていてなにか大げさになってしまいましたが,

それくらい今日の一本のelectropherogramに感動したのも,また事実です.

 

こちらでの実質的な研究期間は,もう一ヶ月間程度しか残されておりません.

推薦していただいた大塚先生の,快く受け入れてくれたDickの,

そして日米における研究を支えてくれている全ての方々の恩に報いることができるように,

必死で頑張ろうと一本のピークに誓った今日の午後でした.